Google画像検索を日常的に使っている方にとって、突然仕様が変わると戸惑うことも多いのではないでしょうか。
特に最近では、「Googleレンズ」がデフォルトになり、従来のシンプルな画像検索が使えなくなるケースが増えています。
本記事では、「Google画像検索の表示が変わった」「右クリックからの画像検索が使いにくくなった」といった悩みに対し、設定の見直しや拡張機能の活用で従来の検索スタイルへ戻す方法を解説します。
- Google画像検索の仕様が変わった原因とは?
- 【パソコン版】画像検索を元に戻す方法
- 【スマホ版】Google画像検索の対処方法
- McAfeeなどセキュリティソフトの影響も確認
- アップデートによる変更を防ぐ方法
- 画像検索を従来通りに使い続けるためのまとめ
- 今後の変更に備えるには?
- おわりに:使いやすい画像検索を自分で選ぼう
Google画像検索の仕様が変わった原因とは?
Googleは定期的に検索機能をアップデートしており、2025年現在では「Googleレンズ」機能が画像検索に統合されています。
これにより、従来の「画像だけを探す」検索から、画像内容の分析による関連情報の表示へと仕様が変化しました。
主な変更点 |
内容 |
Googleレンズ統合 |
画像検索が画像認識ベースになる |
「画像を表示」ボタンの削除 |
ワンクリックで画像を開けなくなる |
右クリックからの検索変更 |
従来の「Googleで画像を検索」が非表示に |
【パソコン版】画像検索を元に戻す方法
① Googleレンズ機能を無効化する
以下の手順で、Chromeの内部設定からGoogleレンズを無効にできます。
手順:
- 検索ボックスに「lens」と入力
- 表示される「Search your screen with Google Lens」を「Disabled」に設定
- 「Relaunch」でChromeを再起動
✅ これで画像検索時にGoogleレンズが起動せず、以前の検索方式に戻ります。
② 拡張機能で従来の機能を復活
Chromeウェブストアには、画像検索を従来の仕様に戻せる拡張機能があります。
拡張機能名 |
主な機能 |
対応ブラウザ |
View Image |
「画像を表示」ボタンを復活 |
|
Quick Image Search |
右クリックから画像検索を実行 |
|
Disable Google Lens |
Googleレンズを完全に無効化 |
導入手順:
- Chromeウェブストアにアクセス
- 拡張機能名で検索(例:「View Image」)
- 「Chromeに追加」をクリック
- 拡張機能を有効にする
③ Chromeの設定をリセットする方法
拡張機能や設定変更で改善しない場合、Chrome全体の設定リセットも効果的です。
手順:
- Chromeを開く
- 「︙」→「設定」→「詳細設定」→「リセットとクリーンアップ」
- 「設定を元の既定値に戻す」を選択
- 「リセット」をクリックして再起動
⚠️ 拡張機能やクッキー情報も初期化されるため、必要な設定は再構成が必要です。
【スマホ版】Google画像検索の対処方法
Androidユーザー向け
- Chromeアプリを開く
- アドレスバーに chrome://flags を入力
- 「lens」で検索し、「Disabled」に設定
- 再起動して設定を反映
iPhoneユーザー向け
iOSではChromeでレンズ無効化が難しいため、代替手段として以下を推奨:
- 従来の画像検索インターフェースを表示させる
McAfeeなどセキュリティソフトの影響も確認
セキュリティソフトのウェブアドバイザー機能が検索エンジンをGoogleからYahooやBingに変えてしまうケースもあります。
McAfeeの設定確認方法
- McAfeeの管理画面を開く
- 「ウェブアドバイザー」機能を選択
- 「安全な検索を有効にする」のチェックを外す
- 「保存」→ ブラウザを再起動
✅ これでGoogle画像検索の仕様変更への影響が軽減されます。
アップデートによる変更を防ぐ方法
Google Chromeは自動でアップデートが行われるため、突然仕様が変更されることもあります。
それを回避するには、アップデートを一時停止する方法も検討できます。
自動更新を無効にする方法(Windows)
- 「Win+R」で「services.msc」を実行
- 「Google Update Service (gupdate/gupdatem)」を右クリック
- 「プロパティ」→「無効」に設定
⚠️ セキュリティ上の理由から、自動更新を無効にした場合も定期的な手動更新は推奨されます。
画像検索を従来通りに使い続けるためのまとめ
対策 |
方法 |
Googleレンズ無効化 |
chrome://flagsから設定変更 |
拡張機能の導入 |
View Image、Disable Google Lensなどを活用 |
Chrome設定の見直し |
リセットやバージョン確認で問題解決 |
スマホの設定調整 |
|
セキュリティソフトの確認 |
今後の変更に備えるには?
Google画像検索は今後も進化を続けるため、以下のような対策をしておくと安心です。
- ✅ Chromeのバージョンと設定のバックアップ
- ✅ 公式のGoogleヘルプやフォーラムの定期確認
- ✅ 複数のブラウザを使い分ける(FirefoxやEdgeなど)
- ✅ 不具合が起きたら、すぐに設定変更 or 拡張機能で対応
おわりに:使いやすい画像検索を自分で選ぼう
Googleの進化は便利さと同時に、ユーザーの慣れた操作性を変えることもあります。
もし今の画像検索に不便を感じているなら、今回紹介した方法で「自分にとって使いやすい検索環境」を整えてみてください。